健康応援コラム
ダイエットに運動が欠かせない理由は?
いくら食べても太らなかったのはいつのことだったでしょう? 気がつけば、年齢を重ねるうちに食べる量は増えていないのに体のあちこちにぜい肉がつき始めてしまったという方も多いのではありませんか?
それもそのはずで、私たちの体は加齢とともに「基礎代謝」が落ち、ぜい肉がつきやすくなってきてしまうのです。「基礎代謝」とは、消費エネルギーの60~75%と殆どを占める、いわば「体脂肪の燃焼工場」です。基礎代謝量が落ちてきたのに、若いときと同じように食べたり飲んだりと同じ生活をしていてはどんどん太ってしまいます。
この基礎代謝量に関係しているのが、私たちの体の中で最もエネルギーを消費する「筋肉」です。筋肉量が多いとエネルギーの消費量も増えますが、加齢とともに筋肉量が減少してくると、それに伴い基礎代謝量も低下してしまうのです。体脂肪が過剰に蓄積されると、糖尿病や高血圧などといったメタボリックシンドロームの原因にもなりやすくなってしまうことから、若々しさと健康維持、筋力アップのために運動を始めましょう。
運動というと、ジョギングや水泳などを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、運動習慣のない方がこのようなハードな運動をいきなり始めても三日坊主になってしまいがちです。運動習慣のない方は、下記のような手軽で継続しやすいことから始めてみてはいかがでしょうか?
1.通勤や買い物の際、エスカレーターではなく階段を利用する。
2.布団の上げ下ろし。
3.30分以上続けて歩く。
4.寝る前のストレッチ。