M

健康応援コラム

12月が発生件数No.1感染性胃腸炎ノロウイルス

 例年、インフルエンザの流行が始まる前の初冬(11月から12月)に流行するのがノロウイルスによる感染性胃腸炎です。主な症状は吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などで、治療は対症療法に限られ特効薬もありません。
 国立感染症研究所は「今年の冬はノロウイルスが大流行する可能性が高い」と警告を発しています。というのも、新型のノロウイルスが神奈川県や三重県で確認されており、体を守る免疫を持っていない人が多いためです。ノロウイルスはウイルスの型が30種類ほどある上に、遺伝子の一部が変異しやすいことがわかっています。そこで、従来型の一部が変異したウイルスや、過去に流行していない遺伝子型のウイルスが流行すると感染が拡大しやすいのです。
 感染予防の対策は今までのノロウイルスと同様ですので、改めておさらいしておきましょう。
[感染を防ぐには]
1,食品はしっかり加熱
2,調理器具の除菌
3,調理や食事前、トイレの後の手洗い
4,患者の便や吐いた物は手袋とマスクを付けて処理
5,汚物が付着した床や壁は0.1%塩素系消毒剤ハイターで処理
 キャップ2杯(20ml)のハイター原液5%を2ℓの水で希釈する濃度が最適。ペッ
 トボトルを使うと調整が簡単!

あなたの健康の役に立ちたい。