昔から「ニンジンは目によい」と言われてきましたが、最新の研究がそれを裏付けることになりました。ニンジンなどに含まれるカロテノイドと呼ばれる色素が、加齢黄斑変性という目の病気の予防に役立つ可能性が示唆されました。
　　　　　　　　　　　　　　　JAMA Ophthaimologyｵﾝﾗｲﾝ版平成27年10月8日
　結果はカロテノイドの摂取量が最も多かった群では、最も少なかった群に比べ、高度の加齢黄斑変性症の発症リスクが40%低かったというものでした。カロテノイドは目の黄斑という部分に集中的に存在し、酸素や光による損傷を予防すると考えられています。
　加齢黄斑変性は加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じて見えにくくなってくる病気です。人口の高齢化と生活の欧米化により近年増加しており、成人の失明原因の第4位となっています。
　ニンジンだけでなく緑黄色野菜全般をたっぷりと摂りたいものです。