薬局内研修
新薬勉強会リベルサス
13:30~14:00 演者:メーカーMR様
1、世界初で唯一の経口投与可能なGLP-1 受容体作動薬
2、セマグルチドは分子量が大きいため消化管での上皮細胞透過性が低く、また胃の分解酵素により分解されるため経口投与には適していなかった。しかし、吸収促進剤のSNAC(サルカプロザートナトリウム)を含有することで、胃でのたんぱく質分解からセマグルチドを保護し、経口投与を実現した。
3、通常成人には1日1回3㎎から開始し、4週間以上投与した後、1日1回7㎎に増量(維持量)する。効果不十分であれば14㎎まで増量できる。
4、吸収は胃の内容物により低下するため、空腹時にコップ約半分の水で服用する。服用後30分は飲食や他の薬剤の摂取は避ける。
5、本剤14㎎を投与する際は、7㎎を2錠投与することは避ける。分割・粉砕及びかみ砕いて服用しない。
6、最も高頻度で報告された有害事象は上咽頭炎であり、投与中止に至った有害事象として下痢、胃腸障害、倦怠感、腹部不快感などが認められた。
7、9,543人の成人2型糖尿病患者が参加したグローバル臨床開発プログラム(PIONEER)にもとづいている。