薬局内研修
トルリシティ皮下注
研修日時 令和4年8月25日火曜日13:00~13:30
1,トルリシティ(デュラグルチド)は持続性GLP-1受容作動薬に分類される糖尿病治療薬である。注射薬だが用量調節が不要であり、針は内臓型のため取付・取り外しが要らない。また、食事に関係なく投与できない。また、食事に関係なく投与でき、投与間隔は1週間に1回なので手軽である。
2,主な副作用は低血糖、悪心、便秘・下痢などである。
3,ビクトーザとの比較試験では優位性があり、効果が高いことがわかっている。
4,インスリンとの比較試験では、トルリシティの方が効果的で、また低血糖などの副作用が起きにくかった。
5,ジャヌビアとの比較試験でも、トルリシティの方がより高い効果が報告されている。低血糖はトルリシティの方が起こりやすいが、その他の副作用は同程度だった。
6,SGLT2+メトホルミンとの比較でもトルリシティの効果はとても良かった。