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健康応援コラム

節分の豆にご注意を!

節分は古くから「季節を分ける」ことを意味し、季節の始まりの前日とされていますが、江戸時代以降は立春の前日(2月3日ごろ)を指す場合が多くなりました。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると信じられていたため、それを追い払うための悪霊払いの行事が執り行われていました。穀物の生命力には魔除けの呪力があるとされ、鬼の目である「魔目」を滅ぼす力を持つ「魔滅」すなわち「豆」、豆まきになったとされています。

 

まかれた豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べると、体が丈夫になり風邪をひかないと言われています。しかし、豆は固くのどに詰まりやすく、気管に入ってしまうと中で膨らんで窒息する恐れがあるので、「5歳以下のお子さんには食べさせないように」と消費者庁が注意喚起をしています。子供は噛んだり飲み込んだりをスムーズにできるようになるのは、6歳頃とされているためです。なお、豆まき後の豆の片付けも徹底し、安全に楽しめるように気を付けましょう。

 

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