健康応援コラム
果物を食べると「うつ病」リスクが1/3に減少-果物の天然成分に注目
果物をよく食べる人ほど、うつ病を発症するリスクが低いことが、国立がんセンターなどの調査で明らかとなりました。果物をよく食べている人は、ほとんど食べない人に比べてうつ病リスク1/3に減少すること、果物摂取量が多いほど人ほどうつ病発症リスクが低いことが明らかにされました。
Translational Psychatry2022年9月26日
これまでの研究で、野菜や果物摂取が、うつ病に予防的に働く可能性が示されています。注目されているのが、フラボノイドと呼ばれる天然由来のポリフェノールです。フラボノイドによる脳の酸化ストレスと神経炎症の抑制作用が、うつ病に効果がある要因と考えられています。
果物の中には糖質が多く含まれるものも多く、食べ過ぎには注意が必要です。食べる量は1日100g(握りこぶし1個分)程度を、糖質が少なめな果物を中心に食べてみてはいかがでしょうか。
<糖質が比較的少なめな果物>
・イチゴ
・ブルーベリー
・オレンジ
・グレープフルーツ