健康応援コラム
『80GO』運動とは
日本の高齢化率は世界一で、約3人に1人が65歳以上になろうとしています。人生100年時代と言われ世界に誇れることですが、一方では自立した生活を送れる期間である「健康寿命」は平均寿命と比べ、男性で平均約9年間、女性では約12年間短いと報告されています。介護要因のトップで約25%を占めるのが、骨や関節の障害を主とする運動器の障害です。病名としては、骨粗鬆症による骨折、膝などの変形性関節症、脊柱管狭窄症などです。
これらの病気にならないため、もしくはなっても介護が必要にならないため、行っていくべきなのは運動習慣です。年齢とともに骨も筋肉も衰えますが、筋肉は歳をとっても鍛え続けられます。いつまでも自分の足で歩くため、若い頃から運動習慣を継続しましょう。
2022年4月「80歳でも元気に出かけよう」とのスローガンのもと、『80GO』(ハチマルゴー)運動がスタートしました。『80GO』運動は市町や医療関係団体も参加していますが、主役はご自身です。日々の運動習慣をコツコツと続けていきましょう。