M

健康応援コラム

暑熱順化で熱中症予防を

暑熱順化という言葉をご存知でしょうか?
体が暑さに慣れていないと熱中症になる危険が高まるのですが、この体が暑さに慣れることを暑熱順化と言います。

 

人は汗をかいたり、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体表面から熱を逃がすことで体温調節をしています。しかし、この調節が上手くできないと体に熱が溜まって体温が上昇し、熱中症になってしまいます。そこで、やや暑い環境で、ややきついと感じる程度の運動(ウォーキングなど)を1日30分したり、または約40度のお風呂に汗をかくまで15分くらいつかるなどして、体を暑さに慣れさせましょう。暑熱順化には数日から2週間程度かかるとされています。

 

気象庁によれば今年の夏の気温は平年並みか高いと予報されています。実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に暑熱順化で暑さに備えましょう。特に5月の暑い日や梅雨の合間の晴れの日、梅雨明けの頃、お盆休み明けなどは熱中症の危険が高まるので、特に注意しましょう。

あなたの健康の役に立ちたい。