健康応援コラム
冬に体重が増えやすい理由とその対策は
私たちの体には、環境に合わせて体温を調節する仕組みが備わっています。気温が低くなるこれからの季節は、体温を維持するため基礎代謝が上がり、エネルギー消費が高まり、痩せやすくなるはずです。しかし、体重が増えやすくなるのは、何故なのでしょうか?
冬に体重が増えやすい理由は大きく2つ挙げられます。1つは寒くなって活動量が減ること、そしてもう1つは幸せホルモンと呼ばれる脳内物質の一つであるセロトニンの働きが下がってしまう影響です。セロトニンは、精神的安定をはかり、食欲を落ち着かせる働きがあります。日光を浴びることでセロトニンの分泌が促されることから、日照時間の短くなる冬はセロトニンの働きが低下しがちです。
この時期、無性に甘いものを食べたくなるのは、セロトニンの働きが低下している可能性もあります。そのような時は、以下のことを心掛けてみてはいかがでしょう。
<冬の体重増加を避けるためにすべきこと>
- 日光にあたる 気分が落ち込み外出が難しければ、朝カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
- 朝からセロトニンの原料となるタンパク質を摂る 牛乳・チーズ等。
- 間食したい時は普段の食事量を増やしてみる 甘いものを食べたくなる時は、食べる量が不足している場合も多いものです。おでんや野菜スープなどのカロリーの低い食べ物を選びましょう。