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健康応援コラム

RSウイルスワクチンについて

昨年秋から、乳幼児や高齢者に肺炎を引き起こすことがあるRSウイルスに対するワクチンが、国内で初めて登場しました。

 

RSウイルス感染症は、発熱や鼻水などの症状が出るが軽症ですむ方も多い一方で、高齢者や生後間もない乳幼児では肺炎を起こすことも少なくありません。特効薬はなく、重症化した場合は酸素投与をして呼吸を助けたり、点滴をしたりといった対症療法で回復を待つしかないのが現状です。ある報告では、60歳以上でRSウイルスに感染し入院する人が年間6万人、亡くなる方は4500人とも言われています。

 

現在、国内で使用可能なRSウイルスワクチンとその接種対象者は以下の通りです。

 

・アレックスビー 接種対象:60歳以上

 

・アブリスボ 接種対象:妊婦、60歳以上(胎盤を通して、母体から胎児へ抗体が移行します。)

 

あなたの健康の役に立ちたい。