健康応援コラム
きゅうりの苦味に注意
夏の旬野菜として食卓に登場するきゅうりですが、苦味を感じたときは注意が必要です。ウリ科特有の「ククルビタシン」という成分によるもので、きゅうりには微量ですが、この成分が入っています。たまに含有量の多いものがあったり、何らかの理由で成長段階中に増えたりすると、食中毒症状が表れます。多量に摂取すると腹痛、下痢などの食中毒を引き起こまします。希に、観賞用と食用のものが交雑して「ククルビタシン」を大量に含む食用ウリ科植物ができることにも注意が必要です。
ウリ科には、きゅうり、かぼちゃ、ズッキーニ、メロンなどがありますが、これらを食べて激しい苦みがある場合には、「ククルビタシン」が含まれている可能性がありますので、食べないようにしてください。
【 きゅうりを扱う場合の注意点】
・毒性の強い観賞用のきゅうりが存在しますので間違えないよう注意しましょう
・調理前に軽く味見しましょう
・種類の判別できないものは採らない・食べない・売らない・人にあげないようにしましょう