薬局内研修
災害対策研修
研修日時 令和6年6月1日土曜日15:30~15:45
・災害時の役割として、薬局には特に調剤業務が求められる。
・災害対策基本法に基づき、県や市町の防災会議にて地域防災計画が定められているが、薬局や薬剤師の役割は、医療救護等の項目に記載されていることが多い。
・災害に対する備えとして、以下3点が求められている。
1.ライフラインの確保 電気、水道、食料、燃料、通信手段
2.医薬品の確保 3日分程度の医薬品の在庫に努める(発生後72時間は支援が届きにくい)
3.調剤体制の確保 手書き薬袋の作成、手分包、乾電池式天秤の準備
・連携強化加算の施設基準においては、災害や新興感染症発生時等における薬局の体制や対応に
ついて、手順書および事業継続計画(BCP)としてまとめておく必要がある。
〈BCP作成のポイント〉
1.災害時の被災状況を想定し、前提とする 例)交通網の麻痺
2.継続する業務を絞り込む 例)調剤のみ継続
3.業務サービスレベルの目標を定める 例)開局時間の短縮
4.必要な対策を事前に検討する 例)電池式天秤の準備
5.内容を継続的に見直す