健康応援コラム
「見えない油」に要注意!
毎日の食事を少なめにしているのに、ちっとも痩せない。そんな方にチェックして欲しいのが、“見えない油を摂り過ぎていないか?”です。
Q.次のレシピで摂りすぎになってしまうのは?
レシピ) クロワッサン2個、野菜サラダ、コーンスープ
脂質は糖質、たんぱく質と並ぶエネルギー源です。糖質の代表選手であるご飯のエネルギー量は茶碗1杯で約200kcalですが、植物油なら同じカロリーを大さじ2杯で摂れてしまいます。
そのため、植物油やバター、マーガリンといった「見える油」を摂り過ぎないよう心がけている方が多いと思います。しかし、日本人は「見える油」の3倍のカロリーを、食品中に含まれる「見えない油」から摂っていると言われています。この「見えない油」は、肉をはじめ、魚や穀物豆類、乳製品などの様々な食品に含まれています。
上記のレシピでは、脂質を約40gも摂ってしまっています。内訳は、クロワッサン1個に12.5g、野菜サラダのドレッシングとして6~12g、コーンスープ1杯に3~4gが含まれているのです。
日本人はこの「見えない油」を1日平均で43g摂っているのですが、ほぼ1日分を上記レシピ1食で摂ってしまったことになります。ダイエットを頑張っているのに成果の出ていない方は、「見えない油」に気を付けましょう。
〔油脂摂取を減らすヒント〕
1.肉は低脂肪の部位を選ぶ 牛肉・豚肉→ヒレ・モモなど、鶏肉→ささ身など
2.脂肪分を切り落とす ステーキの脂身、とんかつ用肉の脂身、鶏肉の皮など
3.揚げ物の油吸収を減らす 衣を薄くする、高温で素早く揚げる
4.ドレッシングの量を抑えるため、塩やレモン果汁などで味を調える