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健康応援コラム

受動喫煙による虫歯リスク

タバコの害として最も知られているのは肺ガンかもしれませんが、虫歯のリスクも注目されています。岡山大学の研究グループは、受動喫煙により「副流煙」を浴びた若者が虫歯になりやすくなることを報告しました。
タバコの 「副流煙」 とは、タバコを吸う意志のない人がやむを得ず吸い込んでしまう煙のことです。虫歯本数と家庭内の喫煙状況を調べた調査では、受動喫煙の機会が10年以上続く若者では、受動喫煙の経験がない人に比べて、永久歯の虫歯リスクが約1.5倍高いことが明らかになりました。
家族の健康に配慮して加熱式タバコに切り替えた方もいらっしゃるでしょうが、虫歯を引き起こす副流煙中の物質が何かはわかっていません。加熱式タバコもニコチン等の有害物質を含むことから、同様のリスクが考えられます。家族のお口の健康を踏まえ、喫煙リスクについて見つめ直してみてはいかがでしょうか。

あなたの健康の役に立ちたい。