健康応援コラム
マダニにご用心!
過ごしやすい季節になり、アウトドア活動が気持ち良い季節になりました。マダニが媒介する感染症(重篤熱性血小板減少症)をご存知でしょうか?マダニの活動が盛んな、春から秋にかけて多くの発生が見られることから、農作業やレジャーで、森林や草むらなどに入る時は十分な注意が必要です。マダニ類は、硬い外皮に覆われた比較的大型のダニ(吸血前で3~4㎜)で、家庭内に生育するダニとは種類が異なります。
対策として、草刈りやハイキングなどで山林に入る時は、腕・足・首など肌の露出を少なくしましょう。
もし、マダニに嚙まれた場合、多くは長時間(10日間以上のこともある)吸血します。無理に取り除こうとすると、吸血中のマダニの口が皮膚の中に残り可能することがあるので、皮膚科等の医療機関で適切な処置を受けてください。潜伏期間は6日から2週間程度です。その間に発熱や消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)等がないか体調を見守りましょう。