新型コロナ抗原検査キットには、「医療用」と「研究用」の2種類があることをご存じでしょうか？
「医療用」の検査キットは、医薬品の審査を行う専門機関PMDAが審査を行い、その上で厚労省が承認したものです。必ず、「対外診断用医薬品」と明記されています。
一方、承認を受けていない検査キットは、「研究用」と称して出回っています。国による性能の確認は行われていません。中には国に承認されたものであるかのような記載の検査キットもあります。そのため、厚労省は「研究用の検査キットは精度が不明なため、使用しないで欲しい」と注意を呼び掛けています。
抗原検査は体内のウイルス量が少ない場合には、感染しているにも関わらず、陰性の結果が出てしまう「偽陽性」リスクはあるものの、15分程で結果が判明する利点があります。
また、注意点として、検査キットを2～30度で保管する必要があるので、ネット販売での購入は不向きです。夏場は購入後も自宅の涼しい場所で保管しましょう。
【新型コロナ抗原検査キットの種類】
医療用：国が検査性能について承認したもの
研究用：国の承認は受けず、国が検査性能の確認を行っていないもの