「太りやすい」というイメージの強いジャガイモですが、本当なのでしょうか？答えは、Ｎｏです。そう太りやすい食品ではありません。

 

蒸したジャガイモ100ｇのカロリーは76kcalで、炭水化物が18ｇ含まれますが、白米に比べて血糖値を上昇させにくいとされています。それは、食物繊維を3.5ｇと多く含んでいるためす。加えて、ビタミンＣ、ビタミンＢ、カリウム、カグネシウムなどの栄養素も含んでいます。（参考：白米100ｇのカロリーは168kcal、食物繊維は0.3ｇ。）

 

デンマークで16年に渡って約7000人を追跡調査した大規模研究で、ジャガイモを最も多く食べていたグループ（1日に256ｇ）は、最も少ないグループ（1日に52ｇ）に比べ、糖尿病リスクの上昇は9％にとどまったと言われています。両グループのジャガイモ摂取量の差200ｇが、約140kcalであることを考えると、決して肥満に繋がりやすい食べ物と考える必要はないでしょう。

 

ここで、重要なのは、調理方法です。フライドポテトやマッシュポテトのような、油やクリームを使う調理はNGです。高カロリーなバターや清涼飲料とは、組み合わせずに食べましょう。また、糖質を多く含むため、米やパン、パスタとも組み合わせないようにしましょう。

 

一年中手に入りやすく、価格も安定しており、和洋中と幅広い料理に使われる人気食材のジャガイモを、上手に調理しましょう。

 

<ジャガイモを食べる時に気を付けるべきこと>

・油やクリームを使わずに調理する。

・バターや清涼飲料と組み合わせて採らない。

・米やパン、パスタと一緒に食べない。