健康応援コラム
都内健診、98%がビタミンD不足
令和5年6月、東京慈恵医大などのチームが、都内で健康診断を受けた成人5518人の血液中のビタミンD濃度を調べたところ、全体の98%で不足していたとの結果を公表しました。
ビタミンDは、骨・ミネラル代謝の維持、免疫のサポートを行うビタミンです。最近では、中高生でも不足している報告があります。
ビタミンDは、魚やきのこに多く含まれており、紫外線を浴びることでも作られます。不足すると骨がもろくなり、大人なら「骨粗しょう症」、子供なら脚が曲がってしまう「くる病」のリスクが高まります。
今回の調査でも若い人ほど不足が目立つ傾向がみられており、食生活の変化が原因と考えられています。ビタミンDのサプリメントもありますが、日々の食事で摂取を心掛けていきたいものです。
〈ビタミンDを多く含む食品〉
・魚類
・きのこ
〈ビタミンDを効率良くとる工夫〉
・魚を食べよう カルシウムも一緒にとることができます。
・しいたけは日光にあてよう しいたけは紫外線にあたるとビタミンDがより増えます。
・ビタミンD摂取を心掛けよう 日光にあたることで皮膚でもビタミンDが作られます。
紫外線の少ない季節はビタミンDが不足がちになります。