ピロリ菌※1は人の胃の中に住みつき、胃炎や潰瘍だけでなく胃がんなどの発症にも深く関わっている細菌ですが、この「ピロリ菌の除菌治療が受けやすく」なりました。
　去年までは、ピロリ菌がいることがわかっても、潰瘍の見つかった方しか保険を使ったピロリ菌の除菌治療を受けることができませんでした。そのため、潰瘍の見つからなかった方は、ピロリ菌がいても保険が使用できず、全額自己負担で治療を受けるしかありませんでした。しかし、今年の2月からは、潰瘍の見つかった方だけでなく、胃炎の見つかった方でも、ピロリ菌の除菌治療を受けられるようになったのです。
　日本人は約50%以上がピロリ菌に感染していると言われていますが、ピロリ菌に感染している方が皆、胃の病気になるわけではありません。ただし、胃炎や潰瘍の方は、ピロリ菌治療を行うことで、不快だった症状がウソのようになくなる方が多くいらっしゃいます。
　日頃、胃のトラブルに悩まされている方は、病院もしくは「消化器科」・「胃腸科」を掲げる医院で相談をしてみてはいかがでしょうか？
[ピロリ菌の除菌治療可能な方]
変更前：潰瘍と診断を受けた方
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変更後：潰瘍もしくは胃炎と診断を受けた方
※1ピロリ菌　強酸性の胃内には細菌は住めないと言われていましたが、自身の産生するアンモニアにより周囲の酸を中和し生息しています。抗生物質による除菌治療が可能です。