健康応援コラム
空気の乾燥する季節は喉の乾燥対策を
秋から冬にかけては喉にとって厳しい季節です。喉は、鼻腔から気管の始まりまでの部分で、肺にきれいな空気を届ける役割を果たしています。喉でその働きを担っているのが、粘膜と線毛です。ウイルスや細菌、ほこりなどの異物は粘膜の表面にある粘液に絡め取られ、線毛によって痰として排出されます。乾燥し過ぎると粘膜や線毛がスムースに働けなくなってしまうことから、加湿器などを用い、室内の湿度を40~50%以上に保つと良いでしょう。
喉の違和感や痛みは、まれに咽頭がんなどの重大な病気のサインであることもあります。症状が気になったら、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
[粘膜と線毛のためにすべきこと]
・加湿器を動かす
・洗濯物を室内につるす
・一口か二口でよいので、こまめに水分を摂る
・のど飴をなめる
・うがいをする
・口呼吸でなく、鼻呼吸を心掛ける