大根は野菜の中でも古い歴史をもち、エジプトや古代ギリシアにも栽培の記録があります。年間を通して出回っている野菜ですが、旬は秋から冬にかけてです。夏の大根は辛みが強く、冬大根はみずみずしく甘味が増すのが特徴です。
葉に近いほど甘く、下にいくほど辛みが強くなります。葉が付いた大根を買った場合は、葉が根の水分を奪ってしまうため、切り分けて保存しましょう。大根に含まれているでんぷん分解酵素(アミラーゼ)は消化促進の働きがあります。また、辛み成分のイソチオシアネートは食欲増進効果があります。
焼き魚に大根おろしをそえて食べるのは、非常に理にかなったことと言えるでしょう。