健康応援コラム
公園で採ったキノコを食べて錯乱・けいれん
「画像検索でキノコを鑑定しないで」
東京都は令和5年9月28日にこのような声明を発表しました。
キノコ狩りのシーズンを迎えていますが、令和5年9月東京都在住の家族が公園で採ったキノコを炒め物にしたところ、30分程で家族4人が意識もうろう、嘔吐、けいれんなどの症状を訴え救急搬送されました。検査の結果、毒キノコ「テングタケ」が原因だったと判明しました。
毒キノコによる食中毒は、キノコの多く採れる9~10月に多く起きています。毒キノコによる食中毒防止5カ条を守りましょう。
[毒キノコによる食中毒防止5カ条]
(東京都ホームページより掲載)
1,食用と確実に判断できないキノコは、絶対に「採らない」「食べない」「人にあげない」。
2,キノコ狩りでは、有毒キノコが混入しないように注意する。
3,「言い伝え」は信じない。
4,図鑑の写真や絵にあてはめて、勝手に鑑定しない。
5,食用のキノコでも、生の状態で食べたり、一度に大量に食べると食中毒になるものがあるので注意する。
[毒キノコにまつわる迷信]
・地味な色をしたキノコは食べられる⇒ウソ
・虫が食べているキノコは食べられる⇒ウソ
・ナスと一緒に調理すれば食べられる⇒ウソ
・塩漬けにし、水洗いすれば食べられる⇒ウソ