健康応援コラム
飛行機でのコロナ感染リスク マスクの効果が明らかに
新型コロナウイルス感染症は、令和5年5月に第5類感染症移行後も感染の多い時期が定期的に発生しています。発生当初、新型コロナウイルスへの感染は、飛行機の利用も主な要因の一つとされたことから、各国で渡航制限が行われました。米国スタンフォード大学の研究者らは、飛行機利用者の感染リスクについて、過去の報告をまとめて解析した内容を発表しました。
主な発表内容は、以下の通りです。
・フライト時間が長くなるほど、機内での新型コロナウイルス感染リスクが高まる。
・フライト時間に関係なく、マスクを着用しない場合に感染リスクが非常に高まる。
・長時間のフライトでも、マスクの着用により感染リスクが減少する。
〈International Journal of Environmental Research and Public Health誌2024年5月21日〉