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健康応援コラム

生活習慣病の家族がいると本人も高リスクに!

「生活習慣病」と呼ばれることの多い2型糖尿病、脂質異常症、高血圧のいずれも、家族に患者がいると本人のリスクも大きく高まることが、新潟大や虎ノ門病院のチームの解析で確認されました。どの病気も家族内で発症した人数が多いほど本人の有病リスクも高まり、特に2型糖尿病では3世代のいずれにも患者がいる場合、家族歴がない人の20倍にも達しています

こうした病気には食事や運動習慣ともかかわるため、「かかったのは自己責任だ」などと言われることも多いですが、実際には遺伝的な要因も小さくないことが改めて示されました。

これら3つの病気は将来、命にかかわる心筋梗塞や脳卒中を起こす危険性を高めます。家族に患者がいる場合は自身の発症を見落とさないように予防策(適度な運動、禁煙、肥満を避ける)はもちろんですが、定期的な健康診断を欠かさず受けるようにしましょう。

あなたの健康の役に立ちたい。