健康応援コラム
認知症リスクを減らす飲み物は?
高齢化に伴って認知症になる方が年々急増しています。厚生省の研究班の調べによると、65歳以上の3人に1人が認知症かその予備軍と報告されています。
どうしたら認知症を予防できるのか気になっている方も多いと思います。豆乳が認知症のリスクを軽減させるという研究結果があることをご存じでしょうか?
中国中山大学Zhenhong Deng氏らの研究チームが調査し、2023年イギリスの研究機関が、「豆乳を飲む人は飲まない人に比べ、認知症リスクが3割軽減される」と発表しました。豆乳が認知症リスクの低下と関係する理由は、豆乳に含まれるイソフラボンの作用や、牛乳に比べて飽和脂肪酸が少なく不飽和脂肪酸が多いこと、レシチンの働きが影響しているのではないかと考えられています。特にレシチンは神経伝達物質を生成することで記憶力の低下や認知症予防に効果があるとされ、動脈硬化の予防や脂質代謝の活性化効果も期待できます。
豆乳は飲み続けることが大切です。無理なく継続できるように、毎日少しずつ料理に取り入れ、お気に入りのアレンジを見つけて楽しんでください。