健康応援コラム
世界結核デー 結核の今
1882年3月2日ドイツのロベルト・コッホ博士が結核菌を発見したことに因んで毎年3月2日を「世界結核デー」としています。
結核は1950年までは日本人の死因第1位でしたが、医療や生活水準の向上により、薬を飲めば完治できる時代となりました。
しかし、過去の病気ではなく、今でも1日に62人の新たな患者が発生し、6人が命を落としている重大な感染症です。
結核の初期症状はカゼとよく似ています。咳や痰が2週間以上続いたり、特にお年寄りは倦怠感が続いたり急に体重が減ってきたら、結核菌に感染しているかもしれません。
心当たりのあるときは、早めに医療機関を受診しましょう。
[症状は?]
結核の初期症状はカゼとよく似ています。咳や痰が2週間以上続き、特に高齢の方は倦怠感が続いたり急に体重が減ってきたら結核かもしれません。心当たりのあるときは、早めに医療機関を受診しましょう。
[日本の結核の6つの問題点]
1,若者の結核も要注意 若い世代の集団感染も問題に。
2,働き盛りの人の発見が遅れる 次世代に結核を残すことになってしまう。
3,外国人の割合の増加 結核対策が行われていない開発途上国から入国する若者の結核が増加中。
4,感染者の高齢化 感染者の最も多い世代が80歳代にシフト中。
5,地域格差 大都市部に集中する傾向が強まっている
6,HIV/AIDSとの合併の危険 HIV感染者やAIDS発症者に結核菌が感染すると、命とりになる恐れがある。