30代、40代の多量飲酒が50歳以降の脳卒中リスクを高めることがチェコ聖アン大学病院国際臨床研究センターのPavla Kadlecova氏らより発表されました。「1日平均2杯以上飲酒する方は、1日平均0.5杯未満の人に比べ、脳卒中リスクが34%高かった」との内容でした。[Strokeｵﾝﾗｲﾝ版27年1月29日]
　研究評価者の一人は、「理想的な飲酒は、男性が1日2杯、妊娠していない女性は1日1杯未満とするべき」と述べていました。
　脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりして、その先の細胞に栄養が届かず、細胞が死んでしまう病気です。
脳卒中の危険要因は、多量飲酒以外にも、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、喫煙、運動不足、肥満などがあります。