健康応援コラム
ゴールデンウィーク以降も鼻炎が続く方は?
ゴールデンウィーク前後で花粉症症状が落ち着く方が多いのですが、それ以降もアレルギー症状の続く方もいます。どのような原因が考えられるのでしょう?
現在、日本では50種類以上の植物で花粉症が確認されています。その中で代表的なのは、スギとヒノキ花粉に対するアレルギーで、この二つにアレルギー反応のある方を「花粉症」と呼んでいます。例年、スギ花粉は2月下旬から3月下旬頃まで、ヒノキ花粉は3月下旬からゴールデンウィーク前後まで飛散が続くことから、ゴールデンウィーク頃に症状の落ち着く方が多いのです。
しかし、5月に入ると道端や堤防などに生えているイネ科の雑草のカモガヤ・ハルガヤなどの花粉が飛散し始めます。その為、これらの雑草の花粉にアレルギー反応のある方は、飛散の続く6月中旬頃まで症状が続きます。
また、季節に関係なく一年中いつでも症状が続く通年性アレルギーになっている可能性もあります。通年性アレルギーの多くが、ハウスダストもしくはダニ、カビ、ペットの毛などに対するアレルギー反応のある方で、セルフケアとして、屋内のこまめな掃除が必要です。
これらのことから、上記のいずれかにアレルギー反応のある方は、ゴールデンウィーク以降も症状が続くこととなります。何に対するアレルギーがあるのかを知るには、医師に相談の上、検査を受けるとよいでしょう。
なお、イネ科の雑草にアレルギーのでる方は、町内の草引きで調子を崩す方が多くいらっしゃいます。当日は、マスクなどの対策を行いましょう。